催眠療法(ヒプノセラピー)とは

催眠療法というと、テレビの催眠ショーのように、人を思い通りに動かすものだという誤解を持たれることがあります。しかし、心理療法としての催眠は、そのようなものではありません。

ヒプノワーク心理療法室では、催眠を「クライエントご自身のイメージや感覚を用いて、心身を落ち着かせ、自分の内側を安全に見つめる方法」として用いています。セラピストはその手助けをする役割です。

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催眠は、本人の意思を失わせるものではありません

催眠療法(ヒプノセラピー)というと、どこか不可思議で魔法のように誰かを言いなりにできるかのような誤解を持っておられる方もおられるでしょう。催眠療法士から誘導され、操られるというイメージを持っておられる方が多いかも知れません。

これはテレビの催眠ショーで、まるで人を鳥になったように振る舞わせたり、とても苦い食べ物をケーキに見せてかじらせたり、好きでもない人を好きに思わせて恋人のように振る舞わせたりというような誤解を招くような内容のショー催眠の影響がかなりあると思われます。

催眠状態は日常の中にもあります

催眠状態は特別な意識状態のようですが、日常生活において人は1日に何度も自然にこの状態に入っていると考えられています。朝起きて、まだ少しぼんやりしている状態や、音楽などを聴きながらくくつろいでいるとき、映画館でスクリーンに見入っているような状態も一種の催眠状態です。

あるいは、読書に熱中して時間の経つのを忘れてしまっていたりというのも、一種の催眠状態と言えます。このように、催眠状態は日常の中にも自然に起こっているのです。

催眠療法では、こうした集中とリラックスの状態を安全に用い、心身の緊張をゆるめたり、記憶や感情に丁寧に近づいたりします。

イメージを用いて心を整える

人は心が落ち着く風景や安心できるイメージを描くことが大切です。海、山、光、部屋、庭など、イメージは人によって異なります。もし、それを描くのが難しいと思われる人でも、催眠イメージのトレーニングによって深めていくことが可能です。その人に合ったイメージを大切にしながら、心身をゆるめる方向へ進めます。

催眠状態になるとは、どんな感じなのか

催眠にかかっていても、自分はいま何をしているかという意識まで失うことはありません。また、自分がやりたくないことや、マイナスとなるような暗示に対しては、そのまま受け入れるようなことはありません。

いま催眠を受けているという意識はほび持続します。人によって程度は異なりますが、意識が消えたり、途絶えたりすることはありません。

催眠療法が役立つ場合

催眠療法は、相談内容に応じて、他の心理療法と組み合わせながら用います。たとえば、次のような悩みに役立つ場合があります。

    イメージ療法、催眠療法(ヒプノセラピー)は次のような症状の改善に効果的です。

    (人間関係の悩み) 赤面、あがり症、職場の人間関係(上司、同僚との関係)の円滑化、家族関係や夫婦関係の円滑化、恋人とのコミュニケーションの改善、恋愛問題の悩みの緩和、深い悲しみからの脱却

    (将来、仕事の悩み) 将来、仕事などへの悩みや不安、人生の目的の探求

    (心身の悩み) トラウマ、依存、不安、うつ、恐れとパニック、不眠症、極度の緊張・あがり・手足の震え、吃音、拒食症、過食症、自律神経失調症、自閉症、ひきこもり、登校拒否、疼痛緩和、ストレス除去

    次のような効果が期待できます。


    ・ダイエット、自信と自己実現、積極志向の獲得、集中力向上、やる気の獲得、深い別離の悲しみなどの克服

    ・対人コミュニケーションの能力向上、ネガティブ志向からの脱出

    ・禁煙、勉強の習慣、早起きをするなどの規則正しい生活習慣の獲得

    ・自己改善と自己変革

ただし、当方では催眠療法だけを唯一の方法として用いるわけではありません。EMDR、認知療法、認知行動療法、マインドフルネス、フォーカシング、箱庭療法など、必要な方法を組み合わせて考えます。

メンタル・トレーニングとしての催眠

アスリートが試合の動きをイメージして反復することや、試験・面接・発表などの場面を心の中で練習することも、催眠的なメンタル・リハーサルの一つです。

催眠療法では、過去の傷つきだけでなく、これから迎える場面への準備にもイメージを用います。落ち着いた感覚を作り、現実の行動につなげていくことを目指します。

安全に進めるために

ヒプノワーク心理療法室では、強い暗示や一方的な誘導ではなく、クライエントご自身の感覚を尊重したイメージワークとして催眠を行います。

催眠に入りにくい方、浅い催眠に感じられる方でも問題ありません。大切なのは、深さを競うことではなく、その方にとって安心できる範囲で心身を整え、必要な課題に取り組むことです。

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